ValentineDream -SideGirl-
2007年 02月 02日
「・・・・・・でもお前は男なのか本田ァァァアァァーーーー!!」
急に聞こえてきた怒声に、驚いて振り向く。
声の主は、横山満君。このクラスのムードメーカー。
一年生の時に同じクラスだったけど、まったく変わっていないみたい。
「ハハハ・・・・・・。またか、アイツは。」
チカちゃんが苦笑いを漏らす。
「ちょっと、びっくり・・・・・・。」
アキちゃんは胸を押さえている。でも、顔は笑っている。
みんな、もう一年が過ぎようとしているから、慣れっこになっている。
いつも唐突だから、驚いちゃうけど・・・・・・。
「ミー。本田君、男じゃないんだってさ。」
チカちゃんがニヤニヤしながらこっちを見ている。
「うーん、そんなわけないと思うんだけど」
あはは、と笑いながら応える。
「でもミー、今年は土曜日だよ?」
しばらく笑っていると、思い出したようにアキちゃんが言う。
「うーん、そうなのよね。わざわざ家まで行くのもおかしいし・・・・・・。」
「別に、十三日でいいと思うけどね。」
「だーめ。」
アキちゃんの提案を遮る。
「十四日じゃないと意味がないの。」
「こだわるね。」
「乙女、ですから。」
胸を張って言うと、笑われてしまった。
しばらく不満そうな顔をしてみるけど、やっぱり私も笑ってしまう。
「てかさ、ミー。あんた本命だけしか作らないワケ?」
「そうじゃないと意味ないでしょ?」
「そうかぁ?アタシなんか、後輩とか男友達なんかにもやるけどなぁ。」
すぐに否定されてしまう。
「私も、後輩くらいには、あげるかな。」
「えー、アキちゃんも?」
少し意外。アキちゃんは内気なタイプだったから。
「うん、挨拶みたいなものだから。」
「そうかぁ・・・・・・。やっぱ、私も」
そのとき。
「それでもお前は男なのか本田ァァァアァァアァァアアァ!!」
今日二度目の雄たけび。
今回は、さすがに耳をふさいだ。
急に聞こえてきた怒声に、驚いて振り向く。
声の主は、横山満君。このクラスのムードメーカー。
一年生の時に同じクラスだったけど、まったく変わっていないみたい。
「ハハハ・・・・・・。またか、アイツは。」
チカちゃんが苦笑いを漏らす。
「ちょっと、びっくり・・・・・・。」
アキちゃんは胸を押さえている。でも、顔は笑っている。
みんな、もう一年が過ぎようとしているから、慣れっこになっている。
いつも唐突だから、驚いちゃうけど・・・・・・。
「ミー。本田君、男じゃないんだってさ。」
チカちゃんがニヤニヤしながらこっちを見ている。
「うーん、そんなわけないと思うんだけど」
あはは、と笑いながら応える。
「でもミー、今年は土曜日だよ?」
しばらく笑っていると、思い出したようにアキちゃんが言う。
「うーん、そうなのよね。わざわざ家まで行くのもおかしいし・・・・・・。」
「別に、十三日でいいと思うけどね。」
「だーめ。」
アキちゃんの提案を遮る。
「十四日じゃないと意味がないの。」
「こだわるね。」
「乙女、ですから。」
胸を張って言うと、笑われてしまった。
しばらく不満そうな顔をしてみるけど、やっぱり私も笑ってしまう。
「てかさ、ミー。あんた本命だけしか作らないワケ?」
「そうじゃないと意味ないでしょ?」
「そうかぁ?アタシなんか、後輩とか男友達なんかにもやるけどなぁ。」
すぐに否定されてしまう。
「私も、後輩くらいには、あげるかな。」
「えー、アキちゃんも?」
少し意外。アキちゃんは内気なタイプだったから。
「うん、挨拶みたいなものだから。」
「そうかぁ・・・・・・。やっぱ、私も」
そのとき。
「それでもお前は男なのか本田ァァァアァァアァァアアァ!!」
今日二度目の雄たけび。
今回は、さすがに耳をふさいだ。
by cursedbird
| 2007-02-02 13:37
| 小説