バフォメットファンを自称する    INTエルフ。風属性。     ゴスロリ大好き。


by cursedbird
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2007年 02月 22日 ( 1 )

ValentineDream -Epilogue-

「だーかーらー!意見まとまんねーだろが!!」
ついにチカちゃんが怒鳴った。
さすがに、騒いでいた本田君と横山君も静かになる。
「大体、なんだこの海って!今の季節わかってるの?
 ・・・・・・聞いてるのか横山ァ!」
「うおっ!?はい、聞いてますよ!?」
「だったら今言ったこと繰り返してみろ!」
「え、えーと・・・・・・な、長谷サンが、どうしても彼氏が欲しいとうがっ!?」
突然横山君が後ろに倒れこむ。
見ると、チカちゃんが拳を突き出していた。

相変わらず、騒がしい昼休み。
だけど、これまでとは少し状況が違っていた。
今までは、私たち三人だけだった。
だけど、今は、横山君、そして本田君を加えた、五人になっている。

で、なぜ今こんな騒ぎになっているのか、というと
もうすぐ卒業が近い私たちで、中学最後の思い出を作ろうと
卒業旅行の計画を練っているところ。
いい感じに男の子二人が盛り上げてくれて、楽しく計画は進んでいる。
・・・・・・んだけど。

「痛っでええええええ!!ンの暴力おん」
「あ?」
「いひぇっ!?何でもありません!!!」
「いっそもう一発殴られれば少しはマシになるんじゃないのか?」
「酷いっ!?ホンダ、キサマそれでも友達かぁぁぁぁぁぁぁあ!」

こんな感じで、まったく進まなくなることも珍しくはない。
結局のところ、アキちゃん一人にまかせっきりになってしまっていた。


・・・・・・あれから、もう、半月近く経っている。
思えば、本当に長い、数日間だった。
だけど、その結果は、今、ここにこうしてある。
私にとって、最高にハッピーな形で。

これからも、本田君と二人で・・・・・・
ううん。私たち、五人で。
ずっと、ずっと、楽しくやっていきたいと思う。


バレンタインは、年に一度、女の子が積極的になれる
神様がくれた勇気の出る日。

神様、本当に、ありがとう。
バレンタインという日をくれて。
あの日の勇気を通して、私はかけがえのない宝物を見つけられた気がします。


「・・・・・・?ミー?ミーは、どこがいいの?」
「え?うん、そうだね、私は・・・・・・」


このお話は、ここでおしまい。
だけど、私たちの物語は、これからも、ずっと。
それじゃあ、また会える日まで。
バイバイ。




                           ValentineDream    End
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by cursedbird | 2007-02-22 20:56 | 小説