バフォメットファンを自称する    INTエルフ。風属性。     ゴスロリ大好き。


by cursedbird
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2007年 02月 04日 ( 1 )

ValentineDream -SideGirl-

「ばいばーい、チカちゃん。」
「チカちゃん、ばいばい。」
「おう。また明日な。」
チカちゃんは私とアキちゃんとは家の方向が逆になる。
だから、校門でお別れだ。

「ミー、今日授業聞いてなかったでしょ?」
「あ・・・・・・、わかった?」
「うん。後ろからでもよくわかった。」
くすくすと笑いながら、今日の授業態度のことを言う。
「あの人にあげるチョコのことを考えてたでしょ。」
「あはは・・・・・・、あたり。」
アキちゃんに言われたとおり、今日の授業はまったく聞いていなかった。
市販のいいものを渡すか、それとも、頑張って手作りにするか。
そのままチョコでいくか、ケーキにするか。
形はどうしよう、とか。
「ミー、そんなので、大丈夫なの?」
「え?」
突然、心配そうな声になる。
「ほら、お姉ちゃんと同じ高校に入りたいって言ってたでしょ?
 あそこ、レベル高いって有名だよ。」
「う・・・・・・。」
お姉ちゃんが通う高校は、比較的自由な校風が人気の私立高校。
その代わり、妙にレベルが高い高校だ。
「うん・・・・・・、わかってる。けど、今だけは・・・・・・。ね?」
「・・・・・・はぁ。」
と、アキちゃんがため息をつく。
呆れられちゃったかな?
「しかたないな、ミーは。」
でも、返ってきたのは違う答え。
「今は忘れててもいいけど、そのかわり、後で今の分もきっちり見てあげるからね?」
「あはは・・・・・・」
つい、苦笑で返してしまった。
アキちゃんは、実は学年でトップクラスの実力を持つ優等生。
「ありがとう、アキちゃん!」
思わず漏れた苦笑を隠すように、アキちゃんに抱きついてみせる。
「ちょ、ちょっとミー、あぶないって・・・・・・」
歩道で、あっちへふらふら、こっちへふらふら。

やっぱり、持つものは友達だ。
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by cursedbird | 2007-02-04 19:32 | 小説