星降る川に
2007年 07月 11日
今気づいたが。
隆盛と薫の関係が有栖と早莉那に似ている。
空が赤く染まり始めたころ、バイクが突然止まった。
そこは、周りに何もない駐車場で、休憩スペースらしかった。
「あれ?どうしたの?」
今日はもう七夕だ。
もうそろそろ目的地に着いてもいいころのはずだ。
「悪いけど、ここからは歩きなんだよ。もう少しで到着だから、頑張ろう。」
言いながら、自分はテキパキとバイクからいろんなものを降ろし始める。
「えぇ!?歩くの?」
「うん。といっても、そんなに遠くもないしね。……あれ、ひょっとして、足怪我とかしてる?」
「ううん、違う違う!」
なんとなく言ってしまっただけなのに、そう連想するあたり、流石というかなんというか。
まだ明るいうちに、「その場所」へつくことができた。
そこは、一面の森に挟まれた、とても大きな川のほとりだった。
「わぁ……。すごい。」
思わず、漏らす。
その川は広いだけでなく、どこまでも透き通った、とても綺麗な川だった。
自分が住んでいるあたりの川なんて、比較にもならない。
そんなはしゃぐ私をよそに、隆ちゃんは離れたところでテントを立てていた。
といっても、バイクに乗るほどなので、かなり小さい。
一定のリズムで響く金属音が、森に反響している。
こんなところで、星が見れるんだ。
そう思うと、心が躍ってしまう。
とりあえず、手持ち無沙汰な私は隆ちゃんにちょっかいを出しにいった。
隆盛と薫の関係が有栖と早莉那に似ている。
空が赤く染まり始めたころ、バイクが突然止まった。
そこは、周りに何もない駐車場で、休憩スペースらしかった。
「あれ?どうしたの?」
今日はもう七夕だ。
もうそろそろ目的地に着いてもいいころのはずだ。
「悪いけど、ここからは歩きなんだよ。もう少しで到着だから、頑張ろう。」
言いながら、自分はテキパキとバイクからいろんなものを降ろし始める。
「えぇ!?歩くの?」
「うん。といっても、そんなに遠くもないしね。……あれ、ひょっとして、足怪我とかしてる?」
「ううん、違う違う!」
なんとなく言ってしまっただけなのに、そう連想するあたり、流石というかなんというか。
まだ明るいうちに、「その場所」へつくことができた。
そこは、一面の森に挟まれた、とても大きな川のほとりだった。
「わぁ……。すごい。」
思わず、漏らす。
その川は広いだけでなく、どこまでも透き通った、とても綺麗な川だった。
自分が住んでいるあたりの川なんて、比較にもならない。
そんなはしゃぐ私をよそに、隆ちゃんは離れたところでテントを立てていた。
といっても、バイクに乗るほどなので、かなり小さい。
一定のリズムで響く金属音が、森に反響している。
こんなところで、星が見れるんだ。
そう思うと、心が躍ってしまう。
とりあえず、手持ち無沙汰な私は隆ちゃんにちょっかいを出しにいった。
by cursedbird
| 2007-07-11 20:40
| 小説